粗挽きサーフライド

粗挽きの量子の海をサーフする系のブログ。音楽などについて多分書く。

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『In Fear Of Love』For Tracy Hyde

 東京のインディーギターポップシーンの一角だったFor Tracy Hyde(以下FTH)が、ボーカルにラブリーサマーを迎えたことであらゆる方面に求心力が急激にアップした感じのある、4曲入りのEP的作品。一部レコード店で無料配布が行われていたが品切れが続出。ぼくはtwitterのバンドアカウントの中の人とやり取りさせてもらって郵送で入手。期待に違わぬすげえいい作品。
 と同時に、ある種の決意とそのための決別を感じさせる作品でもある。後述。

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『シフォン主義』相対性理論

 いまや日本サブカル界の王道になってしまった感すらあるやくしまるえつこ等(等って感じが最近より強まってないですか?)のバンド相対性理論のデビューミニアルバム。これ改めて見ると全部で16分弱しかなかったのか…。
シフォン主義シフォン主義
(2008/05/08)
相対性理論

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 2008年に突如現れて、一気にサブカルの勢力地図を塗り替えてしまった一作。ジャケットからはまだそこまでの雰囲気は感じられない(裏ジャケのイラストの方は早速のやくしまる感全開といったファンシーでゆるめな雰囲気だが)。元々自主制作盤であり、本人たちがこの作品がどこまで今に至るまでの拡がり方に繋がると思ってたのか分かりかねるが、でもそれでも野心的で計算的な部分が色々散見される作品でもある。

 しかしこのバンドの作品となるとレビューがたくさんしかも多角的に存在するから、当然それら全部踏まえてなんて書けないし、社会学的批評的はてブ的内容はそれこそ読みはじめたらドツボに嵌りそうなので、そこそこライトに書きたい。

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『ロング・グッドバイ』きのこ帝国

 きのこ帝国の2013年末に届けられたこのEPがとてもとても良いのでシューゲってやっぱいいなって思いました。
ロンググッドバイロンググッドバイ
(2013/12/04)
きのこ帝国

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今年初頭に出た彼女らの1stフルアルバム『eureka』が黒く塗りつぶすのを基調としたおどろおどろしいジャケットだったのに対して、今作はシンプルでテクスチャー的(というか本作三曲目『パラノイドパレード』歌詞中に出てくる「青い花柄のワンピース」の柄らしい)。混沌とした前作から一気に洗練、というか混沌を抜けて見晴らしがパッと開けたようなイメージは、楽曲とも共通するところ。

 5曲入りと言いつつ最後の曲が1分ちょっとのインスト的なものなので実質四曲。そう考えたら殆どシングルやん、って思うけど、でもよく新興のバンドなんかで「1stアルバム出した後に出るシングルは名盤になる」みたいなパターンってあると思うんです(具体的にはOasisとかThe Libertinesとかその他色々)けど、この盤は完全にそれだなと。脂がのりまくってる!

 曲名の並びからして、「喪失と虚無を危ういほどに美しく追求するギターロック」臭がものすごいことになってしまっている。そういう方面の人ならこの文字の並びだけでイッてしまうんじゃなかろうか。
 そして、その文字配列のインパクトに負けない、イメージを越えていく、充実した楽曲が並んでいる。

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『超越的漫画』曽我部恵一

 前回の続き。
曽我部恵一の『PINK』以来およそ2年ぶりとなる単独名義作品。これがとてもおもしろい。
超越的漫画超越的漫画
(2013/11/01)
曽我部恵一

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 ジャケットの漫画は曽我部本人が書いたもの。曽我部のサブカルマンガ属性が覗いている、と同時にこのテキトーな画風が今作の方向性を指名しているようにも思わせるのかも。内ジャケにはその漫画含むこのアルバムの登場人物(?)の絵が書いてある。無駄に書き込みの細かいあべさんと、そして本人の存在感w(本人ノリノリであえてヒドい写真選んだろ…)

 タイトルからして「なんで漫画なんだよ」「「超越的」ってなんだよ」って感じだが、OTOTOYのインタビュー記事では内田裕也の『コミック雑誌なんかいらない』を例に挙げて「漫画」について語ってる。「超越的」の部分はよく分からないし意味ありげにも聞こえるが、それよりも実際に作品を聴くと「とりあえず凄そうに聞こえるようにスーパーってつけとこ」みたいなノリなんじゃないかなって気がする。

 このインタビュー、特に最高なのが以下。
つまり、生きたいように生きようよってことです。だって、日々生きているなかで、「ホントこいつアホだな」「ムカつくな」と思うときって、誰しもあることじゃないですか。でも、実際はそれを置いといて、「あの子と僕の海辺でのある時間が~」みたいなことしか歌わなかったりする。まあ、俺がそうなんだけど。
ウケた。クッソよく分かってる。勿論、この自己認識こそがこのアルバム(やシングル『汚染水』とかあとエレカシの『デーデ』カバーなんかも含むか?)を「いつもの」と違う、痛快さのある作品にしている。

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曽我部恵一関連1(『PINK』に対する悪口など)

まず、この投稿は次に準備する予定の、アルバム『超越的漫画』のレビューの、前哨戦です。あのアルバムは何となく久々に曽我部恵一について熱く語りたくなる作品で、で、その熱く語るためにはどうしてもその辺の事情というか個人的理由というかを整理してからにしたいので、以下すべて個人的な感想レベルの話。特にアルバム『PINK』を好きな人の気分を害する可能性が高いです。
PINKPINK
(2011/04/21)
曽我部恵一

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おかざき よしとも

Author:おかざき よしとも
もうめげたい 投げたい つらいつらい
twitterID:YstmOkzk
SoundcloudID:同上
連絡等はystmokzkあっとgmail.comにお願いします。
hasu-flower名義で活動をはじめました。

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